『中嶋と呼ばれる男』の社会人始めて物語

それは、去年の暮の事でした。
日本福祉大学の北村先生が、
㈱ほほえみ に遊びにやって来ました。
北村先生に、
『介護に就職を希望している、
優秀なゼミ生はいませんか?』
と聞いた所、
『優秀なのは居ないねェ
でも、“ゴリ”って皆から呼ばれている学生が
介護に熱い気持ちを持っているよ』
と言われました。
“ゴリ = ゴリラ?”
僕は、皆から親しみを持って
『ゴリラ』呼ばわりされている
その学生に興味を持ちました。
その後しばらくすると
当社の面接試験で『ゴリ』に遭遇しました。
だぶだぶのスーツを着た その青年は、
控えめに見積もっても、
接遇や配慮については、
たくさん覚えてもらう事がありそうでした。
しかし、
『なぜ介護の会社を希望したの?』
の問いに対して
『いやぁ~お年寄りが好きだからです。』
と真っ直ぐに答える所にピンと来ました。
僕は、
『あぁ、この青年は、真っ直ぐだなぁ
そこは、自信持っているんだなぁ』
と思い、
思い切って内定を出しました。
入社後の“ゴリ”は、
見た目によらず、
かなり繊細な青年でした。
介護に熱い気持ちを持ち
繊細な感性を活かしつつ
利用者さんと楽しそうに会話を行っている姿を見ると、
採用して良かったなぁ~
としみじみ感じます。
現在の彼は、
社内部活動の園芸部ブドウ職人
としても活躍中で、
日々、毛虫と戦っております。
夏が終わる頃には、
“ゴリ”が育てたブドウを
眺めつつ
コーラーシャワーによって
収穫の喜びを祝う事を
楽しみにしています。
今日は、“ゴリ”の23歳の誕生日!
社会人となって初めての誕生日おめでとう!
君は、社会人として
まだまだ青い!が
これからの小規模多機能向が丘を一緒に作って行く事で
社会人としてより一層
成長してくれる事に
期待してるぜー!
